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2017.09.16
週刊少年ジャンプに掲載された『みどりのマキバオー』、週刊プレイボーイおよび、そのWEBサイト週プレNEWSにて連載された『たいようのマキバオー』『たいようのマキバオーW』。長きに渡り連載された『マキバオー』シリーズがついに完結を迎えた。今回は『マキバオー』シリーズを振り返りつつ、本編で活躍した主要な馬たちの血統図を掲載するぞ!
『みどりのマキバオー』
つの丸
コミックス:全10巻
北海道のみどり牧場にて、名馬であるタマーキン、ミドリコの子として生まれたミドリマキバオー(この名がつけられるのは競走馬となってから)。だが、みどり牧場の経営難のため、まだ甘えたい盛りのマキバオーを残し、ミドリコは借金の形として連れて行かれてしまう。母を探すため、みどり牧場を抜け出したマキバオーは兄貴分となるネズミのチュウ兵衛と出会い「うんこたれ蔵」と名付けられる。そして、母と再会、二度目の別れを経て、みどり牧場へと舞い戻る。
一時は再脱走を恐れられ鎖に繋がれていたマキバオーであったが、調教師・飯富昌虎(おぶまさとら)にその素質を見出され、一流の競走馬を目指すこととなった。そして、チュウ兵衛の助力もあり徐々に力を付けていくマキバオー。だが、終生のライバルとなるカスケード(かつてミドリコに勝利した競走馬・ヒロポンの息子)との非公式なレースを行い、初めて敗北を味わうことに。この敗北は、マキバオーのさらなる成長のきっかけとなった。
飯富の調教の元、騎手・山本菅助(やまもとかんすけ)と臨んだデビュー戦となる札幌・新馬戦で勝利。続く札幌3歳ステークス、京成杯にて優勝と快進撃を続けるマキバオーであったが、朝日杯でのカスケードとの対決に敗北。その悔しさをバネに、さらなる力を身に着けるべく、飯富からモンゴルでの過酷な修行を提案される。
モンゴルの修行で本来の自分の走りを無意識ながらも取り戻しつつあるマキバオーは、帰国後の初レース・スプリングステークスにてその走りを開花させる。そして臨んだ皐月賞において、カスケードをあと一歩まで追い詰めるが、ゴール直前にチュウ兵衛が落馬というアクシデントに見舞われる。続く日本ダービー(東京優駿)ではマキバオーが最後まで食らいつき、カスケードと同着1位という前代未聞の結果を残す。だが、先の落馬の後遺症から、チュウ兵衛が亡くなり、マキバオーたちの心に大きな傷を残すことになってしまう。
ショックから立ち直れないマキバオーであったが、放浪の末、宮蔦一家に拾われ、偶然同じミドリコを母とするマキバコと出会う。そして、徐々に精神的にも落ち着き、ついに立ち直ったマキバオーは、障害物戦でのリハビリを経て、菊花賞に出場を果たす。だが、復帰戦は4着と振るわず敗北。有馬記念でのカスケードとの対決に向け、マキバコと共に特訓を行うことに。
そして、ついに始まった有馬記念。病を患うカスケードからその想いを受け取り、見事優勝を果たすマキバオー。今度は、ほかの強豪馬達と共にドバイワールドカップに挑戦することとなる。ドバイワールドカップでマキバオーをはじめとする日本馬は健闘するものの、世界の壁は厚かった。そしてマキバオーの骨折により、日本チームは棄権を決意。世界への挑戦は幕を閉じた。
その後、骨折から奇跡的に復活を遂げたマキバオーであったが、ボルトの入った脚では以前のような走りはできずにいた。しかし、第一回ジャパンチャンピオンシップにおいて、奇跡的にかつての走りを披露。圧倒的な強さを誇る弟・ブリッツに勝利は譲るものの、「挑戦」することの大切さを、共に走った馬、集まった観客たちの心に刻み付けた。
『たいようのマキバオー』
コミックス:全16巻
『たいようのマキバオーW』
コミックス:全20巻
マキバコ産駒最後の馬・文太ことヒノデマキバオーは高知競馬のアイドルホース。しかし、その華やかさの裏には、厳しい高知競馬の経営を打開するために、勝敗など関係なくひたすら走り続けるという過酷な状況があった。客寄せのために、脚のケガを顧みず走り続けるマキバオーであったが、騎手である福留隼人(ふくとめはやと)の想いに応え、ついに初勝利を手にする。しかし、連戦により抱えていた脚のケガが悪化してしまう。
黒潮ダービーへの参加を念頭に、休養にはいるマキバオー。だが、高知競馬の経営のために、再び多くのレースをすることになってしまう。しかし、マキバオーの思いきり走りたいという想いは強かった。その願いに答えた隼人や調教師・福留政親(ふくとめまさちか)の口添えもあり、無事に黒潮ダービーに出馬。マキバオーは見事に勝利を掴み取る。
続くレースに向け、ジャパンダートダービーの偵察に赴くことになったマキバオー。その道中、元記者の嶋島智之(しまじまともゆき)と出会い、彼に連れられ急遽北海道でマキバオーのルーツを巡ることに……。その際、マキバオーは休養に訪れていた二冠馬・フィールオーライと遭遇。ふとしたことから親交を深めることになる。
イレギュラーな北海道旅行と東京での偵察を終えたマキバオーは、九州、佐賀へと遠征をおこない着実に力を付けていく。そして臨んだ全国デビュー戦となるダービーグランプリでは4着。次に挑戦した東京大賞典では、最強と名高いアマゾンスピリットに敗退と勝利は逃してしまうが、その実力は確実なものとなりつつあった。
そんな折、高知に戻ったマキバオーはフィールが骨折し、引退を囁かれていることを知る。いてもたってもいられなくなったマキバオーはまだ走りたいと願うフィールをこっそり高知に連れてきてしまい、フィールの正体を隠した奇妙な共同生活を送ることになる。その結果、フィールのアドバイスの元、あらたな走法をマキバオーは学び、佐賀記念、黒船賞、かきつばた記念へと挑戦していく。そして、フィールの招待で訪れた栗東トレーニングセンターでさらなる大特訓を行ったマキバオーは帝王賞にて写真判定にもつれ込むほどの激戦の末、勝利を掴んだ。
帝王賞で勝利したマキバオーは新進気鋭の強豪・ファムファタールを征し、宝塚記念を勝利したフィールと共に、高知へ戻る。束の間の休息の後、フィールはファムファタールとフランス遠征へ旅立ち、マキバオーはさらなる躍進のため、日本テレビ盃、南部杯を目指すことになる。だが、フランスでのレース中の骨折が原因で、フィールが亡くなったことを知ったマキバオーは全く本領を発揮することができなかった。ショックから立ち直れないマキバオーであったが、飯富昌虎(おぶまさとら)に声をかけられ、特別なトレーニングを行うことになる。
胸の内の走りたいという想いに支えられ、ショックから立ち直ったマキバオーは、ジャパンカップダートをはじめ様々なレースに挑戦していく。しかし、招待を受けたドバイでのゴドルフィンマイルでは、隼人がマキバオーを降り、ミドリマキバオーの騎手だった山本菅助(やまもとかんすけ)が騎乗することとなる。一時的にマキバオーと隼人はコンビを解消することになってしまうが、この一件は両者を大きく成長させるきっかけともなった。
さらなる成長のため、隼人はモンゴルでミドリマキバオーの特訓を受け、マキバオーはカスケードの特訓を受ける。そして、アメリカ遠征を行い、その実力に磨きをかけていく。だが、走る目的を見失いつつあったマキバオーは今一歩のところで伸び悩み始めてしまう。
だが、「フィールと勝負する」という約束を果たしていないことに気付いたマキバオーは、かつてフィールが目指した凱旋門賞で勝つことでフィールとの約束に応えようと、再び闘志を燃やし、招待を受けたドバイワールドカップに挑戦する。だが、激戦の末、落馬失格となってしまい、不運にも再び脚を負傷してしまう。そのため、ダービーを征し、休養を必要としていたフィールに憧れている馬・ダイナスティと共に高知でしばらく安静に過ごすことになる。
休養の後、先に凱旋門賞に向けフランスへと向かったダイナスティに続き、マキバオーもフランス入りし、ついに凱旋門賞に挑む。凄まじい接戦の末、日本馬として初めてダイナスティが凱旋門賞を征する。マキバオーは勝利することはできなかったが、ダイナスティに確かなものを託し、その永きに渡る挑戦を終えるのであった。
ここからは、『マキバオー』シリーズの主要な馬たちの血統図を紹介。シリーズの振り返りでは触れていない馬もいるが、シリーズ本編ではそれぞれに濃厚なドラマが展開されている。この機会に『マキバオー』シリーズを一気読みして盛り上がってほしい!
構成◎藤嶋貴樹
(C)つの丸/集英社