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2017.06.30
7月18日(火)開幕! ジャンプ展VOL.1の詳細はこちら!!
創刊50周年を迎える「週刊少年ジャンプ」を記念した「ジャンプ展」を開催! 創成期から黎明期、そして黄金期へと続く「週刊少年ジャンプ」の歴史を「ジャンプ展」で楽しむため、見逃せない名作たちを紹介するぞ!
原作:山川惣治
漫画:川崎のぼる
連載年:1971年~1974年
コミックス:全12巻
激動の西部開拓時代の荒野を生きる少年イサムの旅を描く物語。「エキサイトウェスタン」と銘打たれているように、作中には人種差別や、アウトローたちの蛮行など過激な描写が頻出する。そんな中でも、極めつけのアウトローであるウィンゲート一家に拾われ育てられたイサムは、彼らの手ほどきを受けて天才的なガンマンへと成長していく。やがて、自分が犯罪に手を染めている事に気づくイサム。良心と育ての親への義理との間で葛藤するイサムだったが―――。多彩なガンアクション、根底に流れる重厚なテーマなど、単なる西部劇にはとどまらない面白さを内包した、珠玉の名作だ!
オススメポイント
イサム以外にも西部開拓時代に実在したガンマンたちが登場するのも魅力の1つ。最強の保安官ワイアット・アープをはじめ、ドク・ホリデイやビリー・ザ・キッドなどの超有名ガンマンとの対決も見どころだ。
ちばあきお
連載年:1973年~1978年
コミックス:全22巻
高校野球マンガを代表する名作。中学時代の試合の影響で指を負傷してしまった谷口は、紆余曲折を経て墨谷高校野球部へと入部する。しかし、予選落ちが常習化していた野球部は試合に勝つ意欲と自信をなくしていた。それでも、「勝つための努力」を怠らない谷口の行動は、野球部員の熱意に火をつけていく。そして、予選試合の日がやってきた。
「キャプテン」の続編とも言える野球マンガの金字塔である本作は、丁寧な描写から生まれる熱い試合シーンが魅力。青春を凝縮した墨谷高校野球部の活躍を、その目に刻もう。
オススメポイント
指が曲がってしまったハンデを克服しようと努力する谷口の姿に、熱いものがこみあげてくる。ノーバウンドによる送球を成し遂げようと努力する過程で、後々の決め球となるフォーク・ボールを習得するなど、「練習は裏切らない」を体現しているシーンが印象的。
ゆでたまご
連載年:1979年~1987年
コミックス:全26巻
地球の平和を守る超人キン肉マンの活躍を描く格闘プロレスマンガ。連載当初はヒーローものをパロディしたギャグマンガであったが、超人オリンピックを経て格闘路線へとシフト。相手超人との試合を通じて育まれていく友情と、ダメ超人として蔑まされていたキン肉マンが試合を重ねるごとに成長していく姿が印象的。現在でも連載の場をWeb上に移して精力的に物語を展開中の本作には、これからも目が離せない!
オススメポイント
作中に登場する数々の超人たちの多くは、読者投稿により誕生したもの。ロビンマスクやラーメンマン、ウォーズマンといった重要な超人が読者のアイディアを元に誕生していった過程は、当時の「週刊少年ジャンプ」としては非常に珍しいものだった。この超人募集のシステムは今でも受け継がれている。
えんどコイチ
連載年:1985年~1989年
コミックス:全18巻
それほど価値のないものを予告状を出して盗みを働く謎の怪盗「とんちんかん」の活躍を描いたギャグマンガ。「とんちんかん」メンバーであるレッド・シロン・グリンの三名の他に、強烈な個性を発揮する抜作先生の存在が異彩を放つ。何しろ、本人をして「アホはアホでも並大抵のアホではない」と熱弁するほどの究極のアホ。作中でも盗みの役に立つことはほとんどなく、それどころか世間一般の常識やマンガの常識すらも超越することもしばしば。この強烈なギャグ時空を楽しまないと損!
オススメポイント
抜作先生に負けず劣らずのアホである巡査の天地くんにも注目。「とんちんかん」の抜作先生に対抗するため配属されたせいか、この2人がそろうシーンはもっぱらギャグに支配されてしまう。
宮下あきら
連載年:1985年~1991年
コミックス:34巻
行き場のない不良少年たちを過激に教育する男塾。そこに在籍する塾生たちの男気溢れる人気バトルマンガ。「男を磨くため」と称して行われる数々の難題の数々を、文字通りの血と汗と涙で乗り越えていく姿は泥臭くも清々しい。回を重ねるうちに上級生との決闘やライバル学校との抗争など、本格的にバトル中心へと移行するが、根底に流れる男気は変わらずに楽しめる傑作だ。
オススメポイント
ほとんどの登場人物が何らかの武術の達人ばかり。そして「男塾」と言えば、民明書房による武術の解説シーン。ゴルフやラグビーの発祥が中国武術だったとするなど、荒唐無稽なウンチクの数々に、知識欲が刺激されること間違いなし!
にわのまこと
連載年:1987年~1989年
コミックス:全10巻
古き良きプロレス興行を続ける太平プロレスの若きホープ・モモタロウ。桃太郎の子孫と称する彼は、明るくおちゃらけた性格だが、プロレスにかける情熱は本物。「世界一のモモタロウ」となることを夢見て、今日もリングに上がる。
日本人になじみ深いおとぎ話「桃太郎」をモチーフとしたプロレスバトルコメディの傑作。「モモタロウ」以外にも、「キンタロウ」や「ウラシマ」など有名なおとぎ話に登場するキャラクターがプロレスラーとなり、次々と白熱の試合を展開するさまは圧巻! また、「モンガー」に代表される独特なギャグも、一度読んだら病みつきになるぞ!!
オススメポイント
ギャグとシリアスをふんだんに織り交ぜて展開する独特のテンポがクセになる。また、「ピーチボンバー」や「エッフェル・ヒール・キック」など、キャラとプロレス技を昇華したオリジナルのフィニッシュホールドの数々にも注目だ。
萩原一至
連載年:1988年~連載中
コミックス:27巻
破壊神アンスラサクスによって文明が崩壊した世界で、ひっそりと暮らすメタ=リカーナ王国。大神官の娘ヨーコと、共に暮らす少年ルーシェがいるこの国へ、闇の軍団による侵攻の魔の手が迫る。絶体絶命の危機にヨーコは父から授けられたある魔法を使い、ルーシェの中に封じられていた最強の魔法使い「ダーク・シュナイダー」を復活させる――!
剣と魔法、そして数々のクリーチャー。ファンタジーRPGではおなじみとなっている世界観で紡がれる、最高峰のダーク・バトル・ファンタジーマンガに酔いしれよう!
オススメポイント
本作の根底にあるファンタジー要素の中でも、特筆すべきはダーク・シュナイダーの必殺技ともいえる「魔法」を行使するための呪文詠唱シーンだろう。これが抜群にカッコよく、当時読者だった少年少女たちの中には、これを真似するために呪文を完コピする猛者もいたほど。
徳弘正也
連載年:1988年~1990年
コミックス:全7巻
アフリカの大地と動物たちと共に育った青年「ターちゃん」の活躍を描く、ギャグとバトルが織り成す傑作マンガ。サバンナ育ちのせいか、人並み外れた身体能力を持ち、時には動物以上の能力を発揮することもしばしば。今日も密猟者から動物たちを守るため、ターちゃんがサバンナを駆ける――!
大自然とそこに暮らす動物たちへの愛をうたいつつも、独特の下ネタギャグが随所で炸裂。かと思えば、重厚な格闘マンガの要素も楽しめるなど、わがままな読者にも安心しておすすめできる傑作だ!
オススメポイント
ターちゃんの持つ驚異的な身体能力を使ったシーンのなかでも、極めつけは下半身を使った技の数々だろう。ただのお下劣ギャグかと思いきや、後々重要な場面でこれらの能力が活躍するなど、大事な伏線にもなっている手腕は見事。
森田まさのり
連載年:1988年~1997年
コミックス:全42巻
腕っぷしと男気に溢れ、売られたケンカは全て買う男、帝拳高校1年・前田太尊。ひょんなことから応援団とボクシング部の抗争を治めたことから、帝拳高校にその人ありとまで言われるようになった。そんな彼を慕った不良たちが大小さまざまなトラブルを引き起こし、学生生活は問題だらけに!
リアルな筆致で描かれる魅力的なキャラクターと、そこから生まれる迫力の描写が読者を引き込む。また、太尊たちが繰り出すキレ味鋭いギャグも、小気味よいテンポを生んでおり、不良マンガとしてだけでなく、ギャグマンガとしても楽しめる逸品となっている。
オススメポイント
太尊がボクシングの世界チャンピオンを目指している点も本作には欠かせない要素。殴り合いのシーンなどは、その場にいるかのようなリアルさで描かれ、飛び散る血・汗までもが紙面から飛び出しそうな迫力だ。
桂 正和
連載年:1989年~1992年
コミックス:全15巻
イマイチ冴えないものの、気持ちの優しい高校生・弄内洋太(もてうちようた)。同級生の美少女・早川もえみに恋心を抱くが、彼女の思いは親友の新舞貴志へ向けられていた。叶わぬ恋と知りつつも、もえみの恋を応援しようとする洋太。失恋した自分よりも、傷ついたもえみのために涙を流した瞬間、不思議なレンタルビデオ店が姿を現す。
「ウィングマン」の作者が描く、本格恋愛マンガ。「ビデオガール」というSF要素を取り入れつつも、細緻にこだわった心理描写で登場人物の恋愛感情を鮮やかに描き出したことでも注目された意欲作だ。
オススメポイント
本作がリアルにとことんこだわっているのは先に述べた通りだが、男女関係を描くうえで避けて通れないのが肌色描写。少年誌ではタブー視されていた制限を、作者の筆致が軽々と超えて描いていく様に喝采を送りたい。全男子必読のマンガと言えるだろう。
今回紹介した作品は全て「ジャンプ展」に出展! 「週刊少年ジャンプ」という伝説の始まを紙面上に彩った数々の名作たちを、全身で体感できる一大イベントなので、この記事を読んで胸に何かこみあげるものがあった人も、そうでない人も「ジャンプ展」へ行ってみよう!!
ジャンプ展が気になったら こちらのHPをチェック!!
構成◎渡邉祐仁
(C)山川惣治/川崎のぼる/ちばあきお/ゆでたまご/えんどコイチ/宮下あきら/にわのまこと/萩原一至/徳弘正也/森田まさのり/桂正和/集英社